高齢出産でダウン症の確率が上がる理由とその割合とは

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高齢出産でダウン症の確率が上がる理由とその割合とは

高齢妊娠と出生前診断から連想されるイメージはダウン症と中絶といった暗いものです。
出生前診断の本来の目的と違うイメージが蔓延しているのは事実です。
しかし晩産化が進む現在、染色体疾患が不安な夫婦があふれています。

 

特に日本は晩産化が著しい。
全国では4人に1人、都市部では3人に1人が35歳以上の高齢妊娠だと言われています。
これでは出生前診断の件数も増えるのが当たり前でしょう。

 

高齢出産は21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーの確率が上がると言われています。一体どんな理由でそうなるのでしょうか。

 

染色体は細胞が分裂するときのDNAの姿です。
通常一本ずつ受け継ぐ精子か卵子のいずれかの染色体に本数の異常があると染色体疾患になります。

 

この本数が起きた受精卵は普通は育ちません。
実は本数違いは、受精卵の段階では当たり前のように起きています。

 

若い人でも受精卵の4割に染色体異常があるといわれています。
このような理由で、人はそう簡単には妊娠しないように出来ています。

 

これが40代になるとどうなるでしょう。
染色体異常の受精卵はなんと全体の約8割を占めるようになります。
これが卵子の老化による不妊状態です。

 

染色体の本数違いで流産も確率も上がります。
流産は染色体異常のある受精卵が、妊娠が判明する時期までは育っても、妊娠12週までに力尽きてしまうことです。
これも若い人なら1割程度のところ、40歳くらいになると約2割と2倍の確率になります。

 

このうち染色体21番、18番、13番だけは、3本持っていても流産せずに生まれてくる可能性があります。
その理由はこの3つの染色体は含まれている遺伝子の数が少ないので、本数が違っても影響が小さいからだと考えられています。
そのまま生まれるとダウン症の子どもとなるのです。
これも高齢出産がダウン症が多くなる理由です。

 

精子と卵子を比べると、断然卵子のほうが年齢の影響を強く受けます。
これは精子と卵子の作られ方が違うからです。

 

「精巣は精子の工場」「卵巣は卵子の貯蔵庫」と聞いたことがあるでしょうか。
これは精子は毎日新しく作られるが、卵子は胎児のときに一生分が作られることを表した言葉です。

 

卵子は作られた一生分の卵子を順番に排卵します。卵巣に残った卵子は徐々に質が低下してしまい、遺伝子の本数違いでダウン症などの起きる確率が高くなってしまうのです。
ダウン症を例にとると発生率は、女性の年齢が20代なら0・1パーセントですが、40歳では1パーセント以上になってしまいます。

 

この確率をどうみるでしょうか。
若い女性は99・9パーセント発生しないし、40歳になっても99パーセントは発生しない。
つまりほとんど心配する必要はないとみるでしょうか。

 

それとも1%なら現実的に起こりえると考えるでしょうか。
考え方は人それぞれです。

 

現在、日本には出生前診断を受けたいという妊婦さんが増えています。
その背景には、世間に先ほど紹介したような卵子の老化といった知識が浸透してきたこともあります。
少し前まで日本の妊婦さんは出生前診断なんか気にしていませんでした。
妊娠すれば元気な子が生まれてくるに決まっている、そう思っていて実際にそうでした。

 

しかし現在の女性のライフスタイルは良くも悪くも大きく変わりました。
女性の社会進出は進み、情報化社会で様々な知識が溢れ、娯楽も困ることはなくなり、晩婚化と晩産化が如実に進みました。
出生前診断が注目を集める土壌が十分すぎるほど整っています。

 

出生前診断を知ってしまったからこそ悩む。そんな妊婦さんも増えています。

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