新型出生前診断NIPTとは|出産を決意したい女性を増やす救世主?

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新型出生前診断NIPTとは|出産を決意したい女性を増やす救世主?

2012年の夏の朝刊の記事を見て出産を決意した女性もいます。

 

今までの出生前診断はお腹に針を刺し、注射器で羊水を20ml程抜き、胎児に染色体異常がないかどうかを調べる「羊水検査」が主流でした。
この検査は子宮に針を刺すことで、0.3%の確率で流産が起こります。

 

これまでまで染色体疾患を確実に知るための出生前診断は、この「羊水検査」か胎盤の組織をとって調べる「柔毛検査」しかありませんでした。

 

しかし、「母体の血液だけで、染色体疾患が99%分かる」という検査がアメリカで開発されたのです。
そしてそれが日本でも受け入れられるようになる、そんな記事が2012年に掲載されたです。

 

高齢で子供を産むことを諦めた女性の中には、この新しい出生前診断に勇気づけられ、妊娠をした方も数多くいらっしゃいます。
30万円程度でこの診断を受け、陰性で安心して子供を産めた方が確かにいます。
もしも陽性だった場合、子供は中絶するつもりで受ける方もいらっしゃいます。

 

逆に出生前診断でダウン症が分かっても、出産する方もいます。
事前にダウン症が分かったことで、出産後の心配ごとにそなえることもできるのです。

 

夫婦によって望んでいる生き方は違います。
血液検査だけで高精度に分かる出生前診断があるのに、ダウン症かどうかは知るべきじゃない、というのは人によっては理解できないのかもしれません。

 

この新しい出生前診断は「新型出生前診断NIPT」と名付けられました。
日本語で「無侵襲的出生遺伝学的検査(non-invasive prenatal genetic testing)」「母体血セルフリー胎児DNA検査」とも呼ばれます。
この検査は母体血に胎児の細胞が混じるという事実を応用したものです。
母体血に混じった胎盤のDNA断片の塩基配列、生命の設計図を新型シーケンサーで解析するのです。

 

この新型シーケンサーは、1990年代に始まった「ヒトゲノム計画」で人間のDNAを解読するのに10年かかったものを、わずか2日で行えてしまうという優れ物です。

 

DNAは普段はほどけたひもの状態で核の中を漂っていますが、細胞分裂の際は23本の棒に姿を変えます。
これが「染色体」です。
通常DNAは両親から1本ずつもらうので、染色体はそれぞれ2本になります。
しかし、この構成が違ってしまい、例えば染色体の21番目が1本多くなると、「21トリソミー(ダウン症候群)」の子供が生まれます。

 

新型出生前診断NIPTはそのほんのわずかな染色体の差を解析し、高精度で陽性と陰性を判断できるのです。

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